NEKOMA MAGAZINE vol. 35

スキー進化論 vol.6
スキーの推進力を支配する

category : カルチャー
writer : riki nakajima
2016.02.10

スキーは可能性を追い求め進化し続ける。これまでにご紹介したようにレーシング、デモ、フリースキー、パウダーなどのスキーは求めるものに対してそれぞれの進化をし続ける。しかしそれら全てのスキーは唯一の推進力として「重力」を利用する。
それらスキーの構造や特質だけではなく、その重力から得られる推進力(スピード)を増減させるものがいくつかある。
一つ目は「斜度」。急であればあるほど推進力は増し、緩まれば推進力も小さくなる。

二つ目は「スノーコンディション」。深雪や湿雪など抵抗の大きな雪質や地形では推進力を得にくいが、締まった綺麗な面の硬い雪ならスピードは増す。

三つ目は風などの「空気抵抗」。レーサーが身体にフィットするワンピースのウェアを着ているのはそんな理由からだ。

これらは滑る斜面の条件であって、ある意味で不可抗力。こちらの意思でどうこう変えることはできない。
それらの条件の中でこちらの意思で自ら推進力を増減させることができるものがある。それは荷重と抜重などと呼ばれるプレッシャーコントロール(加圧調整)。そしてラインなどと言われるコース取りや板の方向付けである。

荷重する方向、位置、タイミングによって加速にも減速にもつながれば、板の進む方向が重力によって生まれた推進力に対して急激な方向転換が行われたり無理が生じると減速につながるし大きくバランスを崩すことにもなるだろう。
しかし的確な方向付けとプレッシャーコントロールが成されれば板の"たわみ"からの反発の力があなたにさらなる推進力を与えてくれる。それらの要素のどちらをも使って重力で得られる推進力を支配し、あなたのものにしよう。
その感覚はすべてのスキーに通ずる。

【協力】

【Mountain Freestyle CAT Tour】

グラビティライド ~重力を活かす~
日時 2月13日(土)
時間 9:00〜16:00
場所 星野リゾート アルツ磐梯
集合 8:30までにリゾートセンターインフォメーションカウンターまでお越しください
参加条件 中斜面を連続ターンで難なく滑走可能な方以上
参加人数 10人
参加費 12,000円(時間内CAT乗り放題・1,000円分のランチ券付)
内容
●重力(落下)の再確認●パンピング●ズラし(落下とマッチしていない加重とエッジング)●加重●重力を使って重力に逆らう●総合滑走

詳細・予約 Mountain Freestyle CAT Tour

writer
中島 力
「星野リゾート アルツ磐梯」のマウンテンガイドを務めるフリースキーヤー。どんな斜面でも突っ込んでいくスタイルが信条。 各種イベントのMCとしても大活躍。

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