NEKOMA MAGAZINE vol. 31

スキー進化論 vol.4
より自由に、より自由な発想で滑る

category : カルチャー
writer : riki nakajima
2016.01.27

レーシングや基礎系のスキーが重力から得られたスピードとそのコントロールに特化し進化していった一方、重力(落下)を利用して「重力(落下)そのものをコントロールしよう」「その力を利用してどんなことが出来るのかを試してみよう」という流れが生まれた。重力の反作用で上方向へ飛び上がりダイナミックな動きを織り交ぜたり、または坂を駆け上がったり、崖から重力に従い落ちてみたり、後ろ向きで落下してみたりとありとあらゆることが試された。
より自由に、より自由な発想で。

そしてそういった発想を体現するためのスキー板が登場する。ツインチップスキーだ。

スピード滑走性を追求したレーシングやハイエンドなデモスキーと比べれば、重力の利用とそのコントロールが目的のスキーなので軽く柔らかい。そして今まではスキーとマッチした運動量が必要だったのに対し、ツインチップスキーはスキーの性能が高すぎないので運動がそのまま滑りに反映される感覚である程度こちらの言うことを聞いてくれるスキーだ。
個人的にはスキー初心者の方や力の弱い女性や高齢のスキーヤーには、ツインチップのフリースキーをお勧めしたい。

同じような理由から海外ではレンタルスキーがツインチップのフリースキーであることが非常に多く、日本に比べ一般スキーヤーの多くがこの手の板を履いている。また、その気にさえなれば雑誌や映像で見るようなアクロバティックなトリックをすることもできるようになるだろう。

しかし、たまに「自分には飛べないからツインチップは必要ない」などと聞かれることがあるが『飛ばなければいけないスキー』ではない。“その気にさえなれば”、他のスキーよりも飛んだりしやすいスキーなだけである。
ターンし重力に従って斜面を降りるだけのスキーに飽きてしまったスキーヤーや思いのままにスキーを動かしたいという人は、「自由を体現するため」に自由を手にするため生み出されたこのスキーを履いてみよう。それはあなたに新たな滑るの感覚とインスピレーションを与えてくれるだろう。

【協力】

【Mountain Freestyle CAT Tour】

グラビティライド ~重力を活かす~
日時 2月13日(土)
場所 星野リゾート アルツ磐梯
時間 9:00〜16:00
集合 8:30までにリゾートセンターインフォメーションカウンターまでお越しください
参加条件 中斜面を連続ターンで難なく滑走可能な方以上
参加人数 10人
参加費 12,000円(時間内CAT乗り放題・1,000円分のランチ券付)
内容
●重力(落下)の再確認●パンピング●ズラし(落下とマッチしていない加重とエッジング)●加重●重力を使って重力に逆らう●総合滑走

予約 WEB予約
 1.予約サイトへログイン
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 3.[ガイド]-[Mountain Free Style tour]を選択
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writer
中島 力
「星野リゾート アルツ磐梯」のマウンテンガイドを務めるフリースキーヤー。どんな斜面でも突っ込んでいくスタイルが信条。 各種イベントのMCとしても大活躍。

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