NEKOMA MAGAZINE vol.

スキー進化論 - vol.1 -

category : カルチャー
writer : riki nakajima
2016.01.02

「スキーは難しい」。そう言われることをよく耳にする。
修学旅行でさんざんな目に会いそれ以来スキーをしていない。という人も多い。

かつてスキーは、狩猟の為に生まれたとされる。「かんじき」がより移動しやすいように進化したのだ。それが「移動」の為のものから、より滑ることにスキーは進化を遂げて来た。「移動」を目的として残っているテレマークやクロスカントリーに加え、アルペン、モーグル、ジャンプ、モノスキー、ツインティップにファットスキーなど多種多様に進化をした。道具の進化と共に「滑りの技術」も進化し、人々は”その技術”を高めることに熱を持った。そしてそれが絶対的正解のような流れが日本には今だ根強い。

そこに
「スキーは難しい」
「修学旅行でさんざんな目に・・・」

という意見が出てきてしまう理由がある。
が、思い返して欲しい。スキーはそもそも楽に移動する為の移動手段でしかなかったのだ。「足を揃えなければいけない!」という決まりなんて何もない。
もしそこに大きな差が生まれるとすれば、狩猟において獲物に在り付きにくいということ位だ。

移動の手段として重力を味方につけ、その味方にいかに助けてもらうか・重力を利用して自由を手に入れるかが本来のスキーの面白さだと思う。

滑走性の高まった優秀な「かんじき」をつけ、あちこち散歩するつもりで雪山に足を向けてみてはいかがだろうか?


その先にこれからのスキーの進化が見られるような気がする。

writer
中島 力
「星野リゾート アルツ磐梯」のマウンテンガイドを務めるフリースキーヤー。どんな斜面でも突っ込んでいくスタイルが信条。 各種イベントのMCとしても大活躍。

Recent Post

最近の記事
pagetop