NEKOMA MAGAZINE vol. 17

NEKOMA TIMES 圧雪車

category : カルチャー
writer : Keiichi Ishiuchi(CAP)
2015.12.12

12月12日からほぼ全面オープンの裏磐梯猫魔スキー場。猫魔の今を伝えるNEKOMA TIMES。スキー場業界用語が飛び交う新聞へようこそ。これを読めば貴方もスキー場の裏方マニアになれるかも…

猫魔には総勢3台の圧雪車が鎮座。圧雪車の世界的な2大巨頭はドイツ製のピステンプーリー(※1)とイタリア製プリノート。今でも圧雪をかける事を「ピステン」と通称で呼ぶのは日本にピステンブーリーの車体が多いのに由縁している。猫魔はドイツ製のピステンプーリーは存在せずプリノートのみ。ちなみに、主役機はカナダの航空機メーカーが過去製造したボンバルディアBR350(※2)、最新のプリノート社製バイソンXはお隣アルツで活躍中

【業界用語解説】
※1→ピステンプーリー、ドイツ車という事で過去は日本代理店をヤナセが担当。通称PB
※2→ボンバルディア社の圧雪車部門はプリノートに売却されたが名車だった事もありプリノートに変わった今もBR(ボンバルディア)の名称はそのまま残っている。本名はプリノートBR350。

車体幅が優に4m以上。その巨体に乗り込むのは進行左側から。イタリア製レカロのシートはサスペンション機能がしっかりしていて乗り心地はグッド。計器類は簡素化され直感で操作がし易いようにアイコンが併用されている。基本右手側がブレード(※1)やフィニッシャー(※2)を操作するジョイスティック。左手(写真では跳ね上げているので見え難いが)の2本レバーで前進後進旋回を司る。最高速度は40km/h以上で走破可能なオートマチック車。

【業界用語解説】
※1→車体前部につく大きなブレード、雪を押す、雪を集める、雪を削るの動作を3D的な動きでこなす
※2→車体後部につく「ミル」を中心とした圧雪を行う装置

アクセルペダルは無いので操作は両手で。ブレード操作などは右手で操作する事から、走るだけに徹する場合は原則左手での操作のみとなる。ちなみに燃費は満タンディーゼル120Lが4時間で消費するレベル。走行距離で換算するとリッター1km~1.5km。ちなみに車種によるがBRの場合右足付近にあるペダルはワイパー操作ペダル。

毎日綺麗に圧雪を行う事も、パークの整備をする事も全て圧雪車とオペレーターのお陰。今日もそんな縁の下の力持ちに感謝しつつ猫爪を堪能してみるのもいいかもしれない。いよいよ猫魔は全面オープン。

NEKOMA TIMES

NEKOMA TIMESは私、記者石内(@kei4cap)が読者をスキー場業界用語漬けにする勝手な新聞。猫魔の今の状況と業界用語を交えて明日からスキー場通になってもらいたい。

writer
石内 圭一(CAP)
2010年から2012年まで裏磐梯猫魔スキー場支配人時代に猫魔パークで肋 骨複雑骨折以来パークにはほとんど入らなくなった40代スノーボーダー。 35歳までにバックサイド900の夢も達成出来ず今でははすっかりパークが 遠い存在に。久しぶりにグラトリやれば全身筋肉痛に悩まされる日々。

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