NEKOMA MAGAZINE vol. 14

Mountain Wave Project Epsiode1-2
クラフトマンが織りなす巧な技で自分を表現する

category : pickup
writer : Keiichi Ishiuchi(CAP)
2015.11.20

最近流行りのDIY(Do it yourself)で板を削る。雪板と称して全国で各地でワークショップが行われいるが私CAP(@kei4cap)はいかんせん図工が苦手。何かを作るとか苦手。ちなみに絵画も苦手。しかし世界には怪我の影響から自分で板を作る事に目覚めた人が。日本から遥か1万キロ離れた場所にその工場は静かにひっそりと、しかし情熱に満ち溢れた空間が広がる。Mounitan Wave Project Ep1-2はアメリカワイミング州から自分のスタイルを貫く為にスノーボードメーカーを立ち上げた男を紹介

「FRANCO SNOWSHAPES」創設者であり大親友でもるMikey Francoが2010年に立ち上げたドメスティックブランド。北米で一番”ヤバイ山”としてダブルブラックダイヤモンド(超上級者向け)の斜面が広がり、一度バックカントリーゲートを開けると想像を絶するフィールドが無限大に広がるまさにフリーライドの聖地。Travis RideやAlex Yodarの育った場所であり、レジェンドBryan Iguchiも移住して早十数年。
Jeremy Jonesが出演するTGR(Tetton Gravity Resarch)はまさにここTetton山脈から由来するほど「イかれたやつらがゴロゴロいる山」そんなMikeyがFRANCO SNOWSHAPESを立ち上げた経緯を通して、道具とスタイルの関連性を今一度考えてみる。

Cap:
まずFRANCO SNOWSHAPESの特徴を教えて

Mikey:
最大の特徴として「リアル Made In Jackson」って事。コアで使用されるホワイトパイン材はジャクソンホールリゾートの中から許可をとって伐採したものを利用しているんだ。FRANCO SNOWSHAPESのロゴになっているバーコードは、スキャンするとコア材の生息地がGPS上で表記出来るんだよ。だから1本1本違ったバーコードな訳。もちろんオールハンドメイドで、カスタムオーダー式で1本1本時間をかけて作っている。

Cap:
なぜFRANCO SNOWSHAPESを立ち上げたか?その経緯は?

Mikey:
2010年に北海道で玉井太朗さんに会ったんだよね。その時に何てソウルフルなシェイプをしていて、何て自然と調和しているんだ!と驚いたんだ。時期同じくしてホームであるジャクソンをベースに新しいタイプのスノーボードを開発している時期でもあって。自分がイメージしていた事を体現化している太朗のフィロソフィーを持って帰りたいと本気で思ったんだ。

Cap:
Mountain Wave Projectのep-1は「板によってスタイルを変える」というタイトルなんだけど自分で板を作り上げてスタイルは変わっていった?

Mikey:
基本的な部分は昔から変わってないと思う。BURTONやK2の開発ライダーの時にテイパードの板に多く乗っていた影響。まあ昔からSnow Surfのスタイルで滑っていたからね。でも歳を取ってくるとフリースタイルの動きが難しくなってきて、しかも背中を手術した経緯もあってよりスノーボードの本質的な部分であるターンにフォーカスするようにはなったかな。FRANCO SNOWSHAPESはそのターンの本質を極める構造や素材を取り入れてるよ。

Cap:
FRANCO SNOWSHAPESを通して伝えたい事は?

Mikey:
北米へSnow Surfカルチャーの浸透かな。もちろんBURTONやジェレミージョーンズも進めてきているけど、北米におけるスノーボードカルチャーはスノーボードだけで進化している。だからこそジャンプやパークの文化が先走ってる感があるよ。まさにフリースタイルが全てを支配している感じ(笑)でも、少しずつその変化の兆しはある。フリーライドムーブメントと言われる動きはその昔からあったと思う。当時ツインチップでそんな動きをしていたけど、今ではQuiverが増えてコンディションに応じて板をチョイスする事が出来る。そんな世界観を作っていきたいだんよね。

実の所、Mr.Francoとは15年以上の付き合い。共にBURTONの初心者用ボードであるLTRボードの開発を行い北米No.1のデモ&コーチとしてハリウッドスターやNBAスター選手などにもスノーボードを教えてたらしい。すげぇな。そんなMikeyから幾度もなく出てきたキーワードが「ターン」。「スノーボードテクニックの中で一番最初に覚えるし一番最後まで付きまとう」という言葉が忘れられない。じゃぁこのMountain Wave Projectでももう少しターンについて深堀してみますか。

今回取材に協力して頂いたFRANCO SNOWSHAPESはアメリカトランスワールド詩のPowder部門で「BestBoard」にも選べらた高品質な製品。オンラインからカスタムオーダー出来るようだが…ちょっと高いよマイキー(笑)興味ある方はこちらを参照→http://www.francosnowshapes.com

【今後の連載予定】

12月8日配信予定「Mountain Wave Project」by ALTS MAGAZINE episode-2
~今一度ターンの重要性と解く~
スノーボードはサーフィンとは大きく異なり一生涯で想像を絶する程のターンをこなせるはず。でも待っ
て!そんな環境に甘んじず今一度ターンを深堀りして気持ちよい世界を体現してみよう。

12月27日発売号「Mountain Wave Project」by FREERUN

~道具とそれに沿ったスタイル変革のストーリー~
前回インタビュー出演頂いた境田和憲や沼野健補、Mikey Francoなどライダー、チューンナッパー、クラ
フトマンから道具に合わせたスタイルの形成についてそれぞれの想いを織り交ぜて掲載。

1月27日発売号「Mountain Wave Project」by FREERUN

~基本に忠実なターンを再度見直す~
地球からの重力を最大限受け止めて、最高に気持ちいいターンを完成させる。沼野健補の力が抜けたスタ
イリッシュな動きを解析しながら基本に忠実なターンを見つめ直すテクニックissue。
1月16日「Mountain Wave Project」by WORKSHOP in ALTS
【キャットエリア積雪不足に伴い1月16日開催分は中止とさせて頂きます】
※なお既にご予約頂いている方へは追って個別にご連絡を差し上げます※
2月13日「Mountain Wave Project」by WORKSHOP in ALTS
FREERUN1月27日発売号に合せたワークショップを2/13(土)に開催。ゲストはもちろん!銀河系一スム
ーズかつスタイリッシュなターンを魅せる沼野健補(Gentemstick/Patagonia)を迎えたターンに特化した
クリニック。必見!

【WORKSHOPのご予約についてのご案内】

全てのWORKSHOPはFREERUNの発売号後となります。
1月16日WORKSHOP予約開始日→12月27日午後5時~
2月13日WORKSHOP予約開始日→1月27日午後5時~
なお定員は10名様までとなりWEB予約&事前決済のみとなります。

Mountain Wave Projectは私、筆者石内(@kei4cap)の独断と偏見を元にALTS MAGAZINEでの定期的な配信、そして雑誌 FREERUNでの同一名での毎月連載そしてアルツで開催されるワークショップからなるスノーボードの新しい向き合い方をキーワードにした全く新しいプロジェクトです。

writer
石内 圭一(CAP)
2010年から2012年まで裏磐梯猫魔スキー場支配人時代に猫魔パークで肋 骨複雑骨折以来パークにはほとんど入らなくなった40代スノーボーダー。 35歳までにバックサイド900の夢も達成出来ず今でははすっかりパークが 遠い存在に。久しぶりにグラトリやれば全身筋肉痛に悩まされる日々。

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